子どもの矯正

子どもの矯正とは
小児矯正はお口周りの筋肉を鍛えながら、正しい歯並びを目指すことを目的とした治療です。歯並びを悪くしている癖や口呼吸などの悪習慣を改善することで、正しい口腔機能の発育をサポートします。当院では一人ひとりに合わせた治療をご提供していますので、歯並びに関するお悩みがあれば当院にご相談ください。
こんな歯並びの
お悩みはありませんか
このような歯並びは矯正治療が必要な可能性があります。ぜひ一度ご相談ください。
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叢生
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上顎前突
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下顎前突
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過蓋咬合
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開咬
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交叉咬合
大人の歯がそろう前の
矯正治療の目的

主に上顎と下顎の成長のバランスを整えたり、歯の生え変わりがスムーズに行われるように促したりすることが主な目的となります。上下の前歯が生えてくる時期(6〜8才ころ)から、改善すべき問題点がある場合や、治療することで大人の歯の矯正が楽になると予想される場合に治療をお勧めしております。
子どもの矯正のメリット
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Point01
抜歯の可能性が減る
永久歯が生えるスペースが足りなくても、骨の柔軟性を生かして奥歯を後方に動かしたり、顎の横幅を広げる処置を行ったりなど、早期の矯正治療で永久歯を抜歯せずに歯並びを整えやすい傾向にあります。
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Point02
永久歯が悪い方向に
生える可能性が減少乳歯が抜けるタイミングを適切にコントロールし、ズレた位置から永久歯が生えるのを予防し、生え替わり後の歯並びやかみ合わせのバランスを整えます。
もしも乳歯が早く抜けてしまった場合は、専用の装置を装着させて永久歯が生えるスペースを確保します。 -
Point03
顎の成長のバランスを整える
歯並びを悪くさせる原因や癖を早期に改善させ、顎の成長や左右のお顔のバランスを整えていきます。適切な対処により、顎関節症や外科手術の将来的なリスクを軽減できます。顎の成長をコントロールできるのは、骨が成長段階のお子さんならではの矯正治療です。
子どもの矯正治療の副作用・リスク
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 子どもの矯正治療では、顎の成長が終わる15歳前後まで、治療の継続や経過観察が必要です。矯正期間が比較的長いことをご理解ください。
- 矯正装置が見えたり、歯並びが一時的に悪くなったりなど、矯正治療中の見た目が気になる方もいらっしゃいます。
- 子どものうちに矯正治療を行っても、大人になってから再矯正するケースがあります。(特に受け口の方は、大人になってから外科的矯正治療が必要になる可能性があります。)
- 矯正装置を装着する時間が短いと、矯正による効果を十分に得られません。特に治療に非協力的になったお子さんの場合、治療期間が長引く原因になります。
- 矯正治療中も虫歯に注意が必要です。歯と矯正装置の間に汚れが溜まり、細菌が増殖する恐れがあります。毎日のケアを怠らず、お口の清潔さを維持しましょう。
当院の矯正治療のポイント
Point01日本矯正歯科学会認定医が相談から診断、治療まですべて担当

大規模な矯正歯科専門医院では、通常、矯正歯科医以外のスタッフに一部の診療業務を委託することが一般的ですが、当院では矯正治療に関わる全ての業務は日本矯正歯科学会認定医によって行われます。治療の開始前や途中での不安や疑問があれば、いつでも日本矯正歯科学会認定医が対応いたします。また、矯正担当医が不在の場合でも、急な処置が必要な場合には、勤務医と矯正担当医が連携し、適切な対応を提供します。
Point02不必要な矯正治療はお勧めしません

特に、お子様の矯正治療はとにかく早い時期から始める方が良いと勧めるクリニックも少なくないようですが、必ずしもそうではありません。早く始めすぎると治療期間が無駄に長くなることもあります。治療内容についても、目的や目標がはっきりしない「とりあえず拡大しましょう」「とりあえずマウスピースを使ってください」といった治療を提供するクリニックもあるようです。結果に満足いただければ良いですが、期待と違った結果になるとトラブルになることも少なくないです。当院では、治療時期・内容と目的について、それぞれメリット・デメリットを科学的根拠(エビデンス)と経験に基づいて説明し、納得して頂いた上で治療を進めていきます。
矯正治療の流れ
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Step01
初診
お口の中全体を診察し、歯並びや咬み合わせ以外の問題が無いか、確認します。
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Step02
歯科矯正相談
矯正担当医が診察し、歯並びや咬み合わせでお困りのことを確認し、予想される治療の概要を説明します。
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Step03
歯科矯正検査
お口の中の写真、お顔の写真、横顔のレントゲン写真の撮影および、歯並びの模型を作ります。
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Step04
分析
検査結果をコンピュータ解析し、問題点の抽出、治療目標の設定、治療方法の検討を行います。
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Step05
歯科矯正診断・説明
分析の結果を説明し、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を提案致します。
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Step06
動的治療開始
治療計画に同意いただければ、治療が始まります。
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動的治療
- 約1ヶ月毎に来院していただき、歯の動きの確認、矯正装置の調整などを行います
- 治療効果の判定、成長の評価を行いながら治療を進めますが、おおよその治療期間は1年から1年半程度です。
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成長観察
- 当初の目的が達成されたら、約3ヶ月〜1年毎に成長観察を行います。
- 新たに、大人の歯がそろう前に改善すべき問題が生じた場合は動的治療を再開しますが、追加の施術料はかかりません。
- 大人の歯が生えそろうころ、(顎の成長が終了するころ)に、ご要望があれば、大人の歯の矯正治療に移行します。特にご要望が無ければ、保定・メインテナンスに移行します。
保定治療・メインテナンス
- 後戻りを防ぐための保定装置を装着します。
- 原則、動的治療終了後2年間は保定を行うことを推奨しております。
- 保定期間中は、約3ヶ月毎に保定装置のチェックを行います。
- 保定期間中、保定終了後も、歯科衛生士による3ヶ月毎のメインテナンスを推奨しております。
子どもの矯正装置の種類
床矯正

床矯正は乳歯だけがある状態、もしくは乳歯と永久歯が混在している時期に行うことの多い治療法です。毎日決まった時間に取り外し式の装置を装着します。顎の骨がまだ柔らかい状況を利用し、徐々に顎の骨を広げていくことで、永久歯が生え揃うスペースを確保していきます。
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Meritメリット
- 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まる。
- 治療の痛みが少ない。
- 取り外しが出来るので、食事の際に困らない。
- 取り外しが出来るので、ブラッシングがしやすい。
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Demeritデメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 混合歯列期6歳〜11歳くらいの子どもが対象。
- 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られない。
子どもの矯正治療の費用
※価格はすべて税込です。
※大人の歯がそろう前の矯正から大人の歯の矯正に移行した場合、大人の歯の矯正の施術料から大人の歯がそろう前の矯正の施術料を差し引きます。
歯科矯正相談料
初回 | ¥2,200 |
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2回目以降 | ¥1,100 |
歯科矯正検査・分析・診断料
歯科矯正検査・分析・診断料 | ¥5,500 |
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子どもの矯正
大人の歯がそろう前の矯正 | ¥330,000 |
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部分矯正
部分的な矯正 | ¥27,500×矯正装置を装着する歯の本数 |
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保定装置
保定装置 | ¥55,000 |
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処置・調整・観察料
マウスピース矯正以外の動的治療中 | ¥5,500/回 |
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マウスピース矯正の動的治療中、 成長観察、保定期間中 |
¥3,300/回 |